ランニングを始めたら、
シューズの次に欲しくなるのはランニング用のウォッチ。
最新のランニングウォッチは走ったデータをアプリに記録してくれます。
自身のランニングの記録が 練習日誌として残ると嬉しいもので
次はもっと頑張ろうと思えるもの。
今回は、ランニングを継続的に楽しめるようになる
初心者にオススメのランニングウォッチを紹介します。
さっそく結論
さっそく結論ですが、
- ・持っているならアップルウォッチで十分!
- ・ランニング用に1台購入するなら、ガーミン165
- ・軽さで選ぶならカロス
この3択になります。
3つをざっくりと比較したものをまとめるとこの通り↓
メーカー | Apple | Garmin | Garmin | COROS |
商品 | AppleWatch SE40mm | Foreathlete55 | ForeRunner165 | PACE3 |
価格 | 37,800円 | 32,000円 | 39,800円 | 33,000円 |
GPS | 有 | 有 | 有 | 有 |
稼働時間(GPS) | 10時間 | 20時間 | 19時間 | 38時間 |
液晶 | LTPO OLED Retinaディスプレイ | MIP | AMOLED | MIP |
解像度 | 324 x 394 | 208 x 208 | 390 x 390 | 240 x 240 |
重量 | 58g | 37g | 39g | 39g |
下記にて各時計ごとに、より詳しく解説します。
ランニングウォッチに必須な要素3つ
ランニングウォッチに必須な要素は3つです。
- ・GPS機能があるか。
- ・アプリでランニング日誌を残せるか
- ・心拍数の計測が可能か
GPS機能があるか。
GPSとは位置情報のことで、
GPS機能搭載のランニングウォッチでは
走った距離を自動で計測してくれます。
また、GPSを利用することで
現在の走っている速度の目安も表示してくれて
GPSがペースメーカーにもなってくれるのです!
「ランプラス」ではただ走るだけでなく、
効率よくマラソンを完走できるような練習プログラムを提案していますが、
そのトレーニングで重視しているのポイントが、
- ・トレーニングのペースは一定に走ること、
- ・走っているペースと体感の速度をリンクさせる
ことです!
ランニング場所として人気の河川敷には、
距離表示はありませんので
GPSで走った距離を把握できるのは
効率的なトレーニングではマストな機能なのです!
アプリでランニング日誌を残せるか
走った記録を残すのはとても重要です。
毎日走った記録をつけて、定期的に振り返る。
「先週はこのくらいでしか走っていなかったのに、今日はすごく速く走れるようになっている…!」
振り返りを行うことで成果を「視える化」できるのです。
病院で患者さんに毎日血圧を測らせたり、
食べたご飯を記録させたりするのも
自身の変化を「視える化」させるためなのです。
アプリ内で記録を残せるランニングウォッチを使えば
練習日誌を自分で書く必要もないのでオススメです。
Apple Watchは公式のものはなく、
Stravaやヘルスケアとの連動になります。
これでも充分ではありますが、
トレーニング強度の管理などの詳細なトレーニングデータを残せるのは、
COROSやGARMINなどの
ランニング専門ウォッチのメリットです。
マラソンにハマったらApple Watchから乗り換えてもいいでしょう!
心拍数の計測が可能かどうか
運動強度の把握に 心拍数を利用するのも
効率の良いトレーニングを行うには必須です。
どのウォッチメーカーも【光学式心拍センサー】を使用しています。
性能の差はほとんどありませんが、
腕で計測できるデータには限界があり、
どれも正確性に欠けるという部分もあります。
その点、スポーツウォッチには、
腕での計測よりもより正確な【胸】や【腕】で計測できる
専用の心拍センサーがあります。
専用の心拍センサーと連携させるのであれば、メーカーは揃えた方がいいでしょう。
【大人気COROSは腕式センサー】
COROS(カロス)PACE 3 ランニングウォッチ スポーツウォッチ 30g超軽量 2周波高精度GPS搭載 17日間日常稼...
COROS (カロス) 心拍センサー アームバンド 心拍計 光学式 Bluetooth対応 高精度 長時間稼働 充電式【日本...
【世界的に人気なGARMINは胸式心拍センサー】
ガーミン(GARMIN) Forerunner 165 BlackGray ランニングGPSウォッチ Android/iOS対応 Suica機能搭載 AMOLED...
以上を踏まえて、
オススメのランニングウォッチは上記であげた通りです。
Apple Watchを持っているならそれで十分!
オススメ1つ目はApple Watch。
ただしこれは
“今持っていれば”
という条件でオススメと言えます。
オススメ理由:スマートウォッチを持ってるなら新たに買う必要はない!
Apple Watchの普及率は高く、
ランニングを始める前から所持されている人も多いはず。
実はApple Watchには、
ランニングの用途しては十分すぎるほどの機能が搭載されているんです。
Apple Watchを、もうすでに所持しているのであれば
わざわざ新たに購入する必要なく
Apple Watch1台で満足できると思います。
しかし、
ランニングウォッチとして他の時計と比較すると
ややスペック不足は否めません。
実際に個人的に使用していていましたが、
使っていくうちに性能に不足を感じてしまい
ランニング特化のランニングウォッチを購入することにしました。
オススメできない点は下記でまとめました!
オススメできない:稼働時間が短い
実際に感じた不満な点の一つが、
“稼働時間が短い”
こと。
アップルウォッチの稼働時間は
GPSモードで12時間です。
(公式より)
しかもこの12時間はアップルウォッチの最上位モデル、
かつ経年劣化が進んでいない条件のもと。
ランニング専門のGPSウォッチは長いもので
GPS稼働でも22時間稼働と
Apple Watchの2倍以上もあるものもあります。
さらにApple Watchは経年劣化の進みも早い印象があり、
2年も使用すると
フル充電しても稼働時間は半分以下になっているということもあるのではないしょうか。
劣化が進んだウォッチは日中はOFFにし、練習前に起動して使っていました
フルマラソン当日は3〜7時間とGPSモードで走ることになりますし、
レース当日は朝から使うでしょう。
また、レース後も帰宅までの間使い続けますので
短い稼働時間はややネックになるでしょう。
稼働時間を考えるのであれば、下記ウォッチの方がオススメ!
ランニング用で初めて買うなら【ガーミンForeRunner 55 】
ランニングウォッチの出荷台数は世界一位。
さらにエントリーモデルであるForeAthlete55の価格は32000円と
ランニングウォッチとしては購入しやすい点も魅力です。
ランニングウォッチとしての認知度No1
ランニングウォッチといえば、やはりGARMINでしょう。
世界的に認知度も高いのでブランドへの安心感も高いです。
また、使い方に困ったときにランニング仲間に聞きやすいというのも
認知度(普及率)の高いメーカーならではです。
ガーミンにはランニングウォッチのラインナップが多い。
ガーミンにはラインナップがたくさんあり
どれを買えばいいかわからない方も多いかと思いますが、
ランニングをするだけならForeAthlete55
で十分です。
上位モデルに ForeRunner165、ForeRunner265、ForeRunner965 があり、
数字が大きいほど上位スペックとなります。
各ラインナップのランニングに関わる部分で違いは下記の通り。
ForeAthlete55 | ForeRunner165 | ForeRunner265 | ForeRunner965 | |
稼働時間(日常) | 14日 | 11日 | 13日 | 23日 |
稼働時間(GPS) | 20時間 | 19時間 | 20時間 | 31時間 |
ディスプレイ | MIP | AMOLED | AMOLED | AMOLED |
解像度 | 208×208 | 390×390 | 416×416 | 454×454 |
重さ | 37g | 39g | 47g | 53g |
タッチスクリーン | x | 有 | 有 | 有 |
動画ワークアウト | x | x | 有 | 有 |
ゴルフ機能 | x | x | x | 有 |
165で充分(上位モデルは必要ない)
正直、Forerunner265以上はオーバースペック…
というより、必要のない機能を付け足しただけ。
正直購入するのは勿体ないです!
(単価が高いものがあると、低いものがお得にみえますが、
これはアンカリング効果といい、
高いものを提示された後に安いものを提示されると
お得に見えるというもの心理的効果です)
【ガーミンForerunner165のレビューはこちらの記事を参考ください】
購入するなら55、もしくは液晶の綺麗さで165
ForeAthlete55とForeRunnner165の大きな違いは
タッチスクリーンやディスプレイの解像度(MIPかAMOLEDか)
予算に余裕があればForeRunnner165もオススメ!
しかし、
液晶の解像度でマラソンのタイムが上がる、
マラソンのモチベーションが上がるとも思えないので
よっぽどのことがない限りForeAthlete55で十分だと思います。
(2024年4月現在の情報)
ForeAthlete55は廃盤になるようです。
価格面で選ぶなら55一択なのですが、廃盤になった場合
GARMINのエントリーモデルはFore Runnner165となり、
最低価格が39,800円に。
この価格帯になると価格における優位性は低いです。
安価さで選ぶなら、廃盤になる前に55を購入するか、
次に紹介するCOROSを選択肢にしましょう。
ガーミン(GARMIN) ForeAthlete 55 White 心拍 歩数 防水 軽量【日本正規品】 GPS ホワイト 小
軽さと稼働時間、そして価格で選ぶならカロスペース3一択
カロスは2014年に設立されたIoTメーカー。
2018年にスマートウォッチが発売され、
人気の高いスマートウォッチです。
カロスペース3の魅力は軽さと稼働時間の長さ!
そして何より他にはない価格が魅力です!
ランニングウォッチ最軽量の30g
重さはバンド含めて39g。
アップルウォッチは50gほど重さがあるので
比較するとその軽量性がわかります。
カロスペース3の軽さに慣れてしまうと、
他のランニングウォッチには戻れないでしょう。
稼働時間も最大17日と最高スペック
また連続稼働時間も最大17日、
GPS稼働で38時間と今回紹介したウォッチでは最高。
3万円前後で購入できるGPSウォッチとしては、
ずば抜けた稼働時間です。
1週間程度であれば充電しなくても稼働し続けます。
価格も33000円と低価格
カロスの一番の魅力は、価格面です。
今回紹介したモデル内では廃盤予定のGarmin55を除けば
最安モデルとなります。
価格面で選ぶのならカロスペース3一択でしょう。
アプリUIも玄人向け
またカロスの専用アプリ【traininghub】は、
トレーニングをデータで管理したい場合にも便利です。
マラソン完走したのちに、タイムを目標に頑張りたくなった際には
このCOROSのアプリはとても重宝すると思います。
価格も33000円と低価格
カロスはやや製品の質のばらつきが気になります。
充電コードとの接続不良が頻発する印象があります。
カロスユーザーに上記のようなことが起きているか確認したところ、
数人、同じように感じているランナーもいました。
コードの接続不良は他のウォッチ以上に不満を感じているランナーもいるということは
一つ購入検討材料にした方がいいでしょう。
COROS(カロス)PACE 3 ランニングウォッチ スポーツウォッチ 30g超軽量 2周波高精度GPS搭載 17日間日常稼...
まとめ
以上、
ランニングウォッチを買うならこの3つ!
で解説させていただきました。
全てのランニングウォッチは、
練習日誌をつけることができます。
ランニングを継続させるには日誌をつけること。
スマートウォッチはめんどくさい練習日誌をつけてくれます。
毎週自分がどれだけ走ったのか「視える化」できると
ランニングのモチベーションも維持できると思います!
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